必要書類・申請方法|通知を受け取ったら
追加資料提出通知が来たときの対応
永住申請で追加資料を求められたら、通知に書かれた「要求内容・期限・提出先・提出方法」を確認し、項目ごとに資料と説明を対応させます。書類がそろわない、不明点があるという場合は、期限前に通知の連絡先等へ確認してください。
追加資料の連絡だけで、不許可が決まった、または許可が近いとは判断できません。本記事は、通知を受け取ってから資料を整理し、提出した控えを保管するまでの手順を解説します。
最終法令・公式情報確認日:2026年9月9日

01|通知だけで審査結果を決めつけない
追加資料は、審査に必要な事実を確認するためのもの
入管庁の永住許可申請案内には、申請後の審査で、掲載されているもの以外の資料を求める場合があると記載されています。また、提出書類が不足していると、資料がそろうまで審査を進めることが難しくなると案内されています。
そのため、一般の必要書類一覧に載っていないという理由だけで、個別に求められた資料を省略することはできません。通知の要求に対して、既に出した資料で何が分かり、何を追加して示す必要があるかを確認します。
不足する資料・範囲を補う
対象者の一部、必要な年度、通帳や記録のページ等が足りていない場合は、要求された範囲と手元の資料を照合します。何が不足しているかは、通知の記載から確かめます。
事情や資料のつながりを説明する
申請後の状況、仕事や収入の変化、資料間の違い等について、書類と説明の両方が求められることも考えられます。通知を読まずに、特定の理由で求められたと推測しないようにします。
追加資料の提出は、許可の保証ではありません。反対に、通知を受け取ったことだけで不許可予定と決めることもできません。公式案内は、書類がそろわない申請では大幅な遅延や不利益処分となり得ることを説明しています。結果の予想より、求められた確認に正確に答える準備を進めます。
02|まず通知を読み分ける
受け取ったら確認する4つのこと
通知の名称や書式が違っても、まず次の項目を確認します。通知全体の写しを残し、申請を依頼した行政書士等がいる場合は早めに共有してください。本人と依頼先で別々の説明を送らないよう、連絡・提出する担当をそろえます。

01|どの申請への通知か
申請人・受付番号・通知日
申請人の氏名、申請受付番号、申請先、通知日を確認します。家族で申請した場合や在留期間更新も行っている場合は、誰のどの申請に関する通知かを区別します。
02|何を求められているか
資料名・名義・対象期間・説明事項
書類名だけでなく、本人か扶養する方か、どの年度・月か、全ページか特定箇所か、書面での説明が必要かを読みます。各項目に番号を付けて整理します。
03|いつまでに出すか
提出期限と到着・受付の条件
通知の提出期限を記録し、取得、翻訳、確認、発送等に必要な日数から準備予定を立てます。郵送の場合に必着か消印有効かが分からなければ、自己判断せず確認します。
04|どこへ、どう出すか
担当部署・宛先・方法・連絡先
通知記載の部署や宛先、窓口・郵送等の指定、同封する書面の指示を確認します。一般の代表住所や相談フォームを、追加資料の提出先として使わないようにします。
連絡する場合は、通知と申請受付番号を手元に用意し、「通知の何番について、何が分からないか」を具体的にします。通知を紛失した、記載が読めないという場合も、推測で資料を送らず、申請先の公式案内等で連絡先を確かめて確認します。
03|要求と資料を1対1で対応させる
申請済みの控えと、追加する資料を並べる
以下は資料整理のための例です。入管庁の指定様式や、全員に求められる追加書類一覧ではありません。実際には通知の文言・対象者・期間へ置き換えて使います。

| 特定年度の税証明を求められた | 確認すること:対象者、証明年度、証明する所得年、発行した自治体。申請済みの証明書と同じ年度・名義かも確認します。 整理すること:取得した証明書、取得できない範囲と理由、窓口へ確認した内容を対応させます。 |
|---|---|
| 現在の勤務・収入の説明を求められた | 確認すること:申請時と現在の勤務先、入退社日、雇用条件、過去の所得と現在の収入の違い。 整理すること:指定された在職・収入資料と、変化した事実の時系列をまとめます。将来の予定を確定済みの事実として書きません。 |
| 年金等の対象期間を確認された | 確認すること:本人・扶養者の名義、指定された月、加入制度、既に提出した記録と不足する部分。 整理すること:通知が加入履歴と納付状況のどちらを求めているかを読み分け、指定資料と説明を対応させます。 |
| 記載の違いについて説明を求められた | 確認すること:どの書類の、どの記載が違うか。単なる誤記、対象期間の違い、実際の事情変更を区別します。 整理すること:正しい事実、違いが生じた理由、確認できる資料を示します。申請時の説明に合わせるために原資料を加工しません。 |
「前に出したはず」の場合も、範囲を確かめる
同じ名称の書類でも、名義、年度、記載項目、発行日が異なることがあります。申請済み控えのどのページに該当資料があるかを探し、それでも要求との違いが分からなければ通知の連絡先等へ確認します。自分の判断だけで再提出不要とはしないようにします。
一つの資料で複数項目を説明できる場合は、その対応関係もメモします。反対に、資料を多く集めても、求められた期間や事実が分からなければ回答になりません。必要な範囲を読み取ることから始めます。
税証明の発行に関する事情は住民税の課税・納税証明書を取得できない年度がある場合、就労系の要件全体は就労ビザから永住申請をご覧ください。
04|事実・理由・資料を短く結びつける
説明文は、通知の問いに沿ってまとめる
事情の説明を求められた場合は、通知の項目ごとに結論、経緯、対応する資料を並べます。次は整理の型であり、決まった提出様式ではありません。通知に指定があれば、その指定に合わせます。
何について回答するかを示す
申請人、申請受付番号、通知日、通知の該当項目が分かるようにします。家族の申請を取り違えないよう確認します。
事実と経緯を書く
いつ、何が変わったか、または何が不足しているかを簡潔に説明します。日付、金額、勤務先等は原資料で確認し、分からない点は推測で埋めません。
確認できる資料を対応させる
添付する資料名、対象期間、該当箇所を示します。必要なら資料に整理番号を付けますが、公式証明の記載内容を変更しないようにします。
未解決の点と確認結果を明記する
未取得資料、取得予定、入管等へ確認した内容を整理します。電話で相談したという事実と、期限や方法について了承された内容は分けて記録します。
説明の順序の例
回答する事項:通知の該当番号と求められた説明。
事実・経緯:対象期間、出来事の日付、申請時から変わった点、記載が違う理由。
対応資料:資料の名称、名義、対象期間、確認してほしい箇所。
不足がある場合:不足の内容、取得できない理由、確認した窓口と日付、今後の取得予定。
資料不足や記載の違いを説明する書面と、永住を希望する理由を述べる申請時の理由書は、目的が異なる場合があります。理由書が通常必要ない区分でも、個別に説明を求められた内容への対応は別に確認します。基本は理由書が必要な人・不要な人と、書くべき内容をご覧ください。
05|分からないまま期限を過ぎない
取得できない資料や、期限に間に合わない場合
「発行に時間がかかる」「その年度は証明書が出ない」「原資料をなくした」では事情が異なります。まず発行元等に事実を確認し、通知の連絡先等へ、何が準備できず、何が既にそろっているかを説明できるようにします。次は対応を検討するための整理例です。

発行に時間がかかる
請求した日、発行元から案内された所要日数、受領の見込みを整理します。期限前にその事情を伝え、取得済み資料の先行提出が必要か、残りをどう提出するかを確認します。
制度上、証明書が発行されない
対象年度、名義、確認した自治体等、発行されない理由を整理します。取得可能な資料と事情説明でどう対応するかを確認し、独自に別の書類へ置き換えないようにします。
資料を紛失した・再取得が難しい
発行元に再取得の可否を確認します。手元の記録や写し、紛失の経緯を整理して提出方法を相談します。すべての資料が同じ代替書類で足りるとは限りません。
通知を確認した時点で期限を過ぎていた
気付いた時点で、通知記載の連絡先等へ速やかに状況を確認します。受領・確認した日、遅れた理由、現在用意できるものを整理します。提出を受け付けてもらえるかや審査上の扱いを自己判断しません。
相談しただけで、期限が自動的に延びるわけではありません。提出期限の変更や代替資料、分割提出が可能かは個別に確認が必要です。連絡日時、相談事項、案内された提出期限・方法を記録し、確定していない内容を了承済みと書かないようにします。
一般的な制度相談と、通知内容の確認を分ける
外国人在留総合インフォメーションセンターは、手続や必要書類に関する一般的な案内を行っています。個別の通知の要求内容、期限、提出先については、まず通知記載の連絡先等へ確認する準備をします。
インフォメーションセンターの案内では、個別の許可の見通しや審査の進捗等には、担当部署でも回答できないとされています。資料をどう準備するかという確認と、「いつ許可されるか」という問い合わせは区別してください。
06|提出した内容を後から確認できるようにする
提出方法・原本・控えを確認する
通知の方法に合わせ、提出先と宛名を再確認する
郵送の指定がある場合は、担当部署、住所、受付番号等の記載、通知の写しの同封など、通知の指示を確認します。窓口の指定なら、受付場所・時間と持参物を確かめます。提出する前に、資料一覧と実際の枚数・内容を照合します。
郵送する場合は、指定に反しない範囲で配達状況を確認できる方法を検討し、発送日と追跡情報を控えます。配達記録は荷物が届いたことの確認に役立ちますが、要求された内容がすべて満たされたことや許可を示すものではありません。
オンライン申請の追完機能を、そのまま使わない
確認時点の在留申請オンラインシステムQ&A・Q1-5では、永住許可申請は同システムで行えないと案内されています。ほかの在留手続のオンライン追加提出手順を、永住申請にそのまま当てはめないようにします。メールや一般のお問い合わせフォームへの送信で提出したことになるとも判断せず、通知の指定を確認してください。
原本・写し・翻訳・番号の処理を確認する
- 原本か写しか:指定された提出形態を確認し、写しでよい資料を原本へ勝手に置き換えない。返却が必要な入手困難の原本は、提出前に取扱いを確認する。
- 発行日と対象期間:区分別案内の日本発行証明書は発行日から3か月以内という指定を確認する。新しい発行日と、証明すべき過去の年度・期間を混同しない。
- 日本語訳:外国語の提出資料には日本語訳を添付する。訳文と元の資料が対応しているか、日付や氏名の表記も確かめる。
- 必要な番号の処理:住民票はマイナンバー省略を確認する。年金・医療保険資料は、基礎年金番号、保険者番号、被保険者等記号・番号を復元できない状態にするという公式の指示に従う。必要な名義や対象期間まで一律に隠さない。
- 読める状態か:文字の欠け、裏面や続きのページ、印刷の薄さ、資料の順序を確認する。
永住許可申請の区分別案内は、提出資料を原則返却できないこと、外国語資料の日本語訳等を示しています。上記は整理のチェック項目であり、通知の具体的な指定や自分の申請区分も合わせて確認してください。
提出後も、控えと事情の変化を管理する
通知、提出資料・説明文一式、資料一覧、発送・受付の記録、照会した内容を一緒に保管します。申請時の控えに追加分を混ぜて上書きせず、いつ何を提出したかが分かるようにします。
入管庁の了解書(PDF)では、審査結果を受領するまでに就労状況・家族状況・税金や年金等の納付状況などに変更があれば、速やかに申請先へ連絡する必要があるとしています。追加資料を出した後も、必要な変更連絡を忘れないようにします。転職等は永住申請中の転職と届出・説明資料で整理しています。
永住の追加資料提出と、現在の在留期間更新は別の手続です。永住許可申請の案内は、永住申請中に在留期間が経過する場合、満了日までに別途更新申請が必要としています。追加資料の準備中も在留期限を確認し、永住申請中に在留期限が来る場合の更新手続を確認してください。
提出後に何日で結果が出るかは、追加資料の通知だけでは分かりません。入管庁の進捗確認に関する案内も、個別の審査状況の問い合わせには回答できないとしています。提出漏れ・誤送付の確認が必要な場合と、進捗を催促する問い合わせを分けて考えます。
追加資料提出通知のよくある質問
追加資料の通知が届いたら、不許可になるのでしょうか。
通知だけで不許可と判断することはできません。入管庁は、審査の過程で掲載外の資料を求める場合があると案内しています。求められた内容を読み取り、資料と説明を対応させて準備します。提出すれば必ず許可されるという意味でもありません。
期限までに全部そろわない場合、ある分だけ送ってよいですか。
自己判断で一部だけ送って終わりにせず、不足資料、取得できない理由、取得予定を整理し、期限前に通知の連絡先等へ確認してください。先行提出や代替資料、期限の取扱いは個別に確認し、相談だけで延長されたとは扱いません。
既に提出した書類を、もう一度求められたように見えます。
名義、年度、対象期間、発行日、必要なページや記載事項を申請済みの控えと比べます。違いが分からなければ、通知の該当項目と提出済み資料の場所を整理して確認します。前に出したという理由だけで省略しないようにします。
追加資料だけの対応について行政書士へ相談できますか。
まず通知の内容と期限、申請時の控え、現在の資料の状況を整理してご相談ください。対応できる範囲は、資料確認後に個別にご案内します。既に依頼先がある場合は共有を優先し、期限が近い場合は当事務所の返信だけを待たず通知の連絡先等にも確認してください。
通知の要求を整理し、
資料と説明をつなぎます。
エールZEAL国際行政書士事務所では、通知と申請済み資料を確認し、追加資料への対応方針を整理します。現在の在留資格、通知の概要、提出期限、既に依頼している専門家の有無、取得できない資料をまとめてご相談ください。
初回のお問い合わせでは、受付番号や個人番号、通知・通帳等の画像は送らず、まず状況の概要をお知らせください。期限が迫っている場合は、その旨を明記してください。
次に確認したいページ
一次情報・更新情報
- 出入国在留管理庁:永住許可申請3 — 追加資料・不足時の扱い、日本語訳、原本返却、証明書の発行日、個人番号等の処理。
- 永住許可申請 — 申請区分別の書類案内、申請先、永住申請中の別途の在留期間更新。
- 永住許可申請の了解書(PDF) — 結果受領までの就労・家族・納付状況等の変更連絡。
- 外国人在留総合インフォメーションセンター等 — 一般的な手続案内と、個別の見通し・進捗等には回答できない旨。
- 在留諸申請の進捗状況の確認について — 進捗に関する問い合わせの取扱い。
- オンラインでの申請手続に関するQ&A(Q1-5) — 永住許可申請が在留申請オンラインシステムの対象外であること。