【実務解説】年の差婚でビザ申請は通る?夫婦の年齢差と入管審査のポイントを解説|東松山・川越の行政書士が対応

【要注意】夫婦に年齢差があるときの在留資格申請|入管が疑うポイントと対策
なぜ年齢差が審査に影響するのか?
在留資格「日本人の配偶者等」や「永住者の配偶者等」の取得において、年齢差が大きい夫婦(概ね15歳〜20歳以上)は、入管により特に慎重に審査される対象となります。
理由は、「婚姻が真実かどうか(実態のある結婚か)」を確認するためです。過去に偽装結婚の多くが、年齢差のあるカップルで発覚した経緯もあるため、入管はリスク案件として警戒します。
実際には年齢差だけで不許可になることは少なく、その他の状況とあわせて総合判断されます。逆に言えば、年齢差以外に不自然な点が多いと、偽装と見なされる可能性が高まります。
入管が注目する具体的なチェックポイント
年の差婚における入管の主なチェック項目は以下の通りです:
- 出会いの経緯と時期:どのように知り合い、どれくらいの期間交際したのか(紹介者がいる場合はその関係性も)
- コミュニケーションの実態:言語が通じるか、翻訳アプリのみで意思疎通していないか
- 婚姻の準備段階:結婚式、指輪、親族への紹介、役所での手続きなどの履歴
- 交際・同居・往来の記録:いつどこで一緒に過ごしたのか、出入国歴や宿泊履歴で確認されます
- 経済状況・生活設計:どのように生活費を負担しているのか、経済的な独立性の有無
特に、交際の実績が乏しい、写真が少ない、結婚の決断が早すぎるといった場合は注意が必要です。
理由書の書き方で変わる!信頼を得るための構成例
理由書は、入管に対して「結婚の真実性」「生活の実態」「将来の設計」などを丁寧に説明する資料です。年齢差がある場合は、特に構成が重要です。以下の順で作成すると効果的です。
- 出会いの経緯(例:語学学校で知り合った、親戚の紹介、仕事を通じてなど)
- 交際の状況(例:いつからどのように交際を続けたか、遠距離交際の工夫など)
- 結婚の決断に至った背景(年齢差がある中で、互いに信頼し合えた理由など)
- 将来の生活設計(今後どこで生活するか、家計の負担、働き方の分担)
- 年齢差に対する社会的・家族的理解(親族の理解、社会的に問題がないこと)
曖昧な表現ではなく、具体的なエピソード・時系列・証拠資料を交えて書くのがポイントです。
証拠書類の工夫:信憑性と生活の実態を証明
提出すべき証拠書類の種類と、より説得力を増すためのポイントは以下の通りです:
- 交際中・結婚後の写真:親族や友人と写っているもの、季節や場所が異なる複数枚が望ましい
- メッセージ履歴:翻訳付きのLINEやSNS履歴。時系列で交際の継続性がわかるもの
- 入出国記録:空港スタンプや渡航記録など
- 滞在中のレシートや記録:デートや旅行の証拠(映画・ホテル・レストランの領収書など)
- 親族の陳述書:結婚に立ち会った親や兄弟の証言
- 生活実態の資料:賃貸契約書、光熱費の名義、共同口座など
地域密着の行政書士ができること
埼玉県内、とくに東松山市、川越市、大宮区(さいたま市)、滑川町、嵐山町、吉見町、小川町、ときがわ町、鳩山町、越生町などの地域では、地元に詳しい行政書士のサポートが有効です。
当事務所では:
- 理由書の構成から代筆まで完全対応
- 証拠資料の選別・スキャン・翻訳サポート
- 不許可事例の傾向を分析し、許可率を高める申請戦略を設計
- 家庭訪問を想定した生活設計サポートも可能
「年齢差があるから不安」「相手が高齢で心配」などのお悩みも、早めにご相談ください。
まとめ
- 夫婦に年齢差があると、入管は「偽装結婚の疑い」を前提に審査する
- だからこそ、理由書や証拠書類で「本物の結婚関係」であることを丁寧に説明する必要がある
- 行政書士の活用により、戦略的かつ説得力のある申請が可能になる
- 埼玉県内、特に比企郡エリア(市町村名で対応)でお困りの方は早めの相談が鍵