永住許可とは?外国人本人向けやさしい解説

永住許可とは?外国人本人向けやさしい解説

「永住権って何?」「日本にずっと住むにはどうしたらいいの?」と悩む外国人の方へ。この記事では、永住許可の意味・条件・注意点をわかりやすくまとめました。

永住許可とは?

永住許可とは、日本に無期限で住むことができる在留資格を法務大臣から特別にもらう制度です。

日本の在留資格の多くは「〇年ごとの更新」が必要ですが、永住は原則として更新が不要です。また、仕事の内容や雇用先、住む場所の変更も自由になります。

ただし、在留カードの更新(7年ごと)や再入国許可の取得など、一部の手続きは引き続き必要です。

永住許可のメリット

  • 更新の手間や費用がかからない(在留期限なし)
  • 就労・転職の自由度が上がる(職種の縛りがなくなる)
  • 配偶者や子どものビザにも良い影響(永住者の配偶者等ビザの取得)
  • 住宅ローン・クレジット審査に通りやすくなる

永住許可の主な条件(一般的な場合)

要件説明
居住要件原則として日本に10年以上継続して在留し、そのうち5年以上は就労資格または居住資格で在留している必要があります。
素行要件交通違反や税金・年金の未納、前科がないこと。軽微な違反でも回数や時期によって影響します。
生計要件本人または世帯として、安定した収入があること。年収の目安は単身で250万円〜300万円以上。
独立性生活保護などの公的扶助を受けていないこと。

帰化との違いは?

永住=外国籍のまま滞在権を得る帰化=日本国籍を取得するという大きな違いがあります。

帰化の場合はパスポートや戸籍も日本人と同じになりますが、元の国籍は失う(原則)ことが多いです。

また、選挙権や公務員としての勤務など、日本人と同じ権利義務が発生します。

よくある誤解

Q. 10年住んでるから、もう永住できるでしょ?
A. 税金未納や無職期間があると不許可になることも。安定した在留と収入が重要です。

Q. 永住を取れば親を呼べる?
A. 原則不可。ただし介護など特別な事情がある場合は可能性あり。

Q. 住宅ローンを組むために永住したい
A. プラス材料にはなりますが、目的がローンだけでは不許可の可能性も。

まとめ|迷ったら専門家に相談を

永住申請は「全体のバランス」で審査されます。どれか一つNGでも、他の要素が良ければ許可される場合もあります。

エールZEAL国際行政書士事務所では、事前の書類確認・理由書作成・改善ポイントのアドバイスなど、個別状況に合わせた丁寧な対応を行っています。

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